先日は桃園MRTの将来図という記事も書きましたが、今回は台北MRTの将来図です。

既に現在までに、台北市内のMRT建設は一段落したようにも見えるのですが、 まだまだ計画があるようですよ。
まず、こちらが現在の台北MRTの路線図です。
先日の旅行で東門駅のホームで撮影したものです。よく見ると、ちゃんと桃園機場MRTのルートも描かれていますね。
mrt_route
 
私が台湾に行き始めた数年前には、まだ緑色の松山新店線の西門~松山間や、現在では淡水線の一部となった中正紀念堂~象山は未開業でした。 
当時の淡水線は淡水~台北車站~新店というルートで運行されていたように記憶しています。

さて、その台北MRTの将来図がどうなっているのかと言いますと、こちらです。 

TPERMJP_s
今回はwikipedia先生のお世話になりました。
クリックして拡大してご覧下さい。相当に大きなルートマップです。
濃い色で描かれているルートが既に開通済み、薄い色で描かれているルートが工事中・計画中のものです。
いっぱいありますね!

目を引くのは、現在の路線をぐるっと繋ぐように黄色で円を描いた環状線でしょうか。
あまり観光客に縁がありそうなルートではありませんが、完成すればいっそう行動範囲も広がる事でしょう。
なお、この環状線は既に一部が工事中であり、小型車両による高架鉄道となるようです。

また、淡水線の北端である淡水駅周辺にも、新しいルートが描かれています。
こちらは「淡海LRT」とか「淡海軽軌」と表現されていますので、ライトレールつまりは路面電車タイプになるようです。
現在、漁人埠頭方面へは淡水站付近からバスかボートで向かいますが、このルートを路面電車が走るんですね。

他にも、黄色の「南北線」や、うす緑の「民生汐止線」など、台北中心部を通るルートもまだ計画があるんですね。

全てが現在のMRTのような標準サイズの電車ではなく、地下鉄というわけでもありませんが、まだまだこれだけの路線が台北周辺には建設されようとしています。
数年後、台北はどんな街になっているのでしょうね。
これはこれで楽しみです。