台北の東門と言えば、一般的には小籠包でお馴染み鼎泰豐の本店、マンゴーかき氷で有名な思慕昔などがある場所として知られていますね。
その東門にも実は市場があります。

場所はこちら。ピンクのライン辺りです。


結構広いですよ。南北に走る大通り「金山南路」を挟んで東西に広がっています。
正確にはどこまでが「東門市場」と呼ばれるのか分かりませんが、この一帯にお店が並んでいます。
ここの市場は夜市のような屋台では無く、基本的には常設の店舗が建ち並ぶ昔ながらの本当の市場です。もちろん屋台で営業している店も中にはあるのですが。 
ですから、基本的には観光客向けというよりも地元系の市場という事になるかと思います。

簡単な行き方をご紹介しますと、まずは鼎泰豐を目指してMRT東門站の5番出口にあるエスカレータを上ります。
出口の前の交差点がこちら。
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 右の歩道奥には鼎泰豐の前の人だかりが見えています。
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ちょっと正面まで廻ってみると、こんな具合でした。
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この時点でまだ日曜日の朝9:20頃ですよ。もう行列ができはじめています。みなさん好きですねぇ。
朝のこんな時間から小籠包ですか?

さて、先ほどの交差点まで戻って、目の前の大通り「信義路」を北に向かって横断します。MRTの出口から向かって左手方向ですね。
そのまま真っ直ぐ100mほど北へ進むと、右手に大きな果物店が現れます。
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ここの果物屋も見ているだけで楽しいですよ。
並ぶ商品は当然季節によって異なるんですが、秋頃になるとマンゴーなんかもどっさりと積まれています。
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まだ春先だというのに、西瓜が積まれていました。右手にはメロン、手前はミカンでしょうか。

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手前にはトマトがどっさり。
台湾ではトマトは一応、果物扱いのようです。 奥に並んでいるのはリンゴやグアバ等が見えますね。

さて、この果物屋が冒頭の地図に引いたピンクラインの一番右端の位置になります。 
その角を左折するといよいよ市場が見えてきます。
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左折してすぐのところは、まだ人も店もまばらですが...

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先に進むに従い、人も店もどんどん増えてきますよ。

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手前の路上にイチゴを売る屋台が出ていました。
雙連の朝市でも見かけましたが、こちらも大粒のイチゴがいっぱい入って100元ですね。 

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別の場所には日本のイチゴを売っている店もありました。福岡の「あまおう」ですね。
こちらは何と1パックで500元、日本円に直すと1800円ほどにもなります。高っ!
それでも人気があるようで、結構な人だかりができていました。

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精肉店ですね。生肉も常温で売られているのが普通のようですが大丈夫なんでしょうか?

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八百屋さんです。ピーマンがでかい!
青椒肉絲の「青椒」って、まんまピーマンの意味だったんですね。

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こちらはビルの壁面を利用して出店していたお店。
下の長ナスなんて、日本の長ナスの比じゃない位に長いです、50cmはありますよ。それでも1本10元(36円)。

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他にも揚げ物や...

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焼き物の店ですが...「松阪猪肉」って何??「松阪牛」のパクリか?と思いましたが、よく見ると「松板猪肉」でしたね。
でもやっぱりパクリなんでしょうか?

真っ直ぐ西へ向かい、右手に「雅方福州魚丸店」がある場所まで来ると、道は屋根付きの細い路地に入っていきます。
ここ「雅方福州魚丸店」の魚丸湯と魯肉飯もなかなか絶品ですよ。この辺りでは比較的綺麗で入りやすい店です。一休みがてらどうですか?
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この2皿で確か80元(280円ぐらい)です。小腹を満たすにはちょうど良いボリュームですね。

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路地を抜けて金山南路に出る手前にある揚げ物屋さん。ここの揚げ物はどれも1口サイズなので、歩きながら食べるのにも良いですよ。

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 こちらが金山南路です。市場は正面に見える矢印の書かれた赤い看板の下に続いています。

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その入口に入る左手にあるお店。肉まんやら焼売やら、点心の種類が豊富です。
この店はいつも人だかりが出来る人気ぶり。
調理済みでパックに入って並べてあるものが多いので、気軽に買ってそのまま食べられますよ。 

金山南路から西側には古びたお店が多いですね。こちらは人通りも少なくなって少し寂しい感もあります。

さて、長々と書いてしまいましたが今回はこの辺りで。
東門に行ったら鼎泰豐や思慕昔も良いですが、こんな市場を散策してみるのも如何ですか?