2016年10月

台北以外の街へ ~ 台南(1)

台湾へ行った事があるという人は多いと思いますが、案外、台北以外の街は知らないという人も多いのではないでしょうか。
台北を一通り巡ってみて、台湾が好きになったのならば、他の街へ足を伸ばしてみる事をオススメします。
じゃあ、どこへ行こうか?という方へ、私がオススメする街は台南です。TainanStation1
台南は台湾南西部に位置する街。オランダが統治していた時代には台湾一の街だったそうで、台南市西部の安平(あんぴん)という地区にはその時代の遺跡なんかも残っています。そんな理由から台南は台湾の古都、とか台湾の京都等という表現でも紹介される事があります。 
そして何といっても台南は食い倒れの街でもあるんです。

台南へは台北からですと、台鐵の特急である自強號で4時間前後ぐらい。ちょっと時間が掛かりますね。台湾高鐵(新幹線)を使うと、約1時間40分ぐらいで着きますので、台北からですと新幹線が現実的でしょうか。でも、時間に余裕があれば自強號や莒光號でゆっくり行くのも楽しいですよ。
ちなみに新幹線だと1350元(約4500円)、自強號で738元(約2500円) と料金もかなり違います。
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台北に寄らずに台南を目指すのであれば、日本から高雄行きの飛行機に乗ってしまうのがオススメです。
高雄の空港には地下鉄が直結していますし、高雄から台南であれば、自強號で約30分、106元(約350円)で行けますよ。 

台南駅は市街地の東寄りに位置します。駅周辺にもホテルは多いですが、もう少し西側の赤崁樓(ちーかんろう)周辺に宿を取るのが街歩きにはオススメです。赤崁樓というのはオランダ統治時代に建てられたお城のような建物で、台南市内の見どころの1つとなっています。
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 入場には50元が必要です。といっても日本円で170円ぐらいなので安いもんです。
この建物は上まで登れますので、登って景色を眺めるも良し、ちょっとした公園のようなスペースもあるのでのんびりするも良し。
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この赤崁樓の周辺ならばホテルの数も多いですし、食事をする場所にも困らない筈ですし、台南駅からもなんとか徒歩圏内(20分ぐらい)なのでなかなか良いと思いますよ。
(続く) 

台湾の駅弁事情

台湾にも日本と同じように駅弁があります。あ、もちろん台鉄の話です。

台鉄台北駅には「台鐵駅弁本舗」なる駅弁専門の店がありますし、はっきり覚えていないんですが、高雄や花蓮などの主要駅には駅弁屋があったかと思います。また、車内販売に回ってくるワゴンでも売られています。
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ただ、日本とは違ってあまり種類は多くありません。一番よく見かけるのは、排骨弁当でしょうか。
これは排骨飯の弁当バージョンなんですが、要は骨付きの豚肉のスペアリブを揚げた物、それに煮卵や豆腐・野菜などの副菜がご飯の上にデーンと乗っかっています。
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それなりにお腹いっぱいになるボリュームですが、これで60元ぐらいです。約200円ぐらいですかね。安いでしょ?
日本の駅弁と比べれば見た目はアレですが、この値段なら文句は無いでしょう。

しかもこの駅弁、温かいんです。車内販売の駅弁でも温かいまま売ってるんですよ。ということは、作ってから時間が経っていない証拠。
そもそも、台湾の人って冷たいご飯は食べないって言いますからね。これは嬉しいです。 

主要駅以外でも、ある程度の規模の駅にはKIOSKのような売店があり(大抵は7-ELEVEN )、そこで同じような弁当を売っています。
さすがにこちらは温かいまま売っている訳ではないですが、ちゃんと電子レンジで温めてもらえます。 

異国で電車に揺られながら食べる駅弁もいいもんですよ。 これにビールでも飲めればいいんですが、車内販売ではビールは売っていませんし、駅でも殆ど見かけないんです...

あ、弁当は台湾でも「ベントー」で通じますよ。 

台湾の美味い物(魯肉飯)

台湾の小吃の代表、魯肉飯です。
滷肉飯という表記も見かけますね。読みはどちらも「ルーローハン」です。

「魯肉飯」には魚の部首が含まれていますが、魚は入っていませんよ。
豚肉を細かく切って甘辛く煮付けてたものをご飯に乗っけたものが魯肉飯です。
味はというと、日本の豚の角煮、アレに近いです。少し、八角などの中華系のスパイスが効いているでしょうか。
そして割と油ギッシュですかね。
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でも、恐らく日本人なら誰もが好きな味ではないでしょうか。

この魯肉飯、どこの食堂にもあると言っても過言ではないでしょう。
大・小の2種類ある事が多いですが、小で30元とか35元、大で40元とか50元、そのくらいのもんです。
日本円で100円~150円といった感じでしょうか。

小ならば日本の普通のお茶碗ぐらいのサイズです。丼ほどの量は決してありません。 
なので、魯肉飯だけを頼む人は殆どいないでしょう。他のおかずやスープなどを併せて注文するのが前提の大きさですね。
まあ、無理矢理例えれば、日本の玉子かけごはんのようなポジションですか。
ごはんものが食べたいけど、白ごはんでは少し寂しいかなというときに魯肉飯の出番です。
たいていは横っちょに漬け物とか、野菜が少し添えられていたりしますね。
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有名なチェーン店もあるのですが、実は私はここは入った事がないのです。
どこでも気軽に食べられますからね。
でもどこにでも置いているだけあって、店によって味付けも異なるので、自分好みの店を見つける楽しみもありますよ。 

ちなみに、魯肉飯とよく似たものに肉燥飯というのもあります。
魯肉飯が油っぽいのに対し、肉燥飯は油少なめのさっぱりという感じでしょうか。

あ~、お腹減ってきた~~。 

台北市内から桃園国際空港へ(バス) 2016年10月30日から

台北市内から桃園国際空港へ(バス)を書いてから、まだ一ヶ月程しか経っておりませんが、先日、台北西站から発車するバスの乗り場移転が決定したというニュースが入ってきました。
 
Yahooニュース: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161021-00000001-ftaiwan-cn
 
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2016年10月30日の朝6:00以降に出発する便からだそうです。
1819系統の新しい乗り場は台北駅東三門とありますので、空港からのバスが到着するのと同じ場所という事になりますね。
確かに台鉄台北駅やMRTとの乗り継ぎは便利になるでしょうが、あそこって単なる道端ですからね。雨の日とか大丈夫でしょうかね。
「長廊下式バス待合所を設置」とは書かれていますが、かなり狭っ苦しい物になるんではないでしょうか。
しかも、「将来的にはチケット売り場も設置」って、それまではどうすんの??

まあ、桃園MRTが開業してくれるまでの辛抱ですね。
一応、今年の12月には開業すると言われているようなので。

それにしても、台北西站は取り壊されるんですね。そんなに古い建物にも見えなかったんですが。
桃園MRTの開業を見据えた再開発事業なんでしょうね。きっと。

台湾のレシート事情

今回はレシートの話です。そう、お店で買い物をすると渡される、あのレシートですよ。
台湾のコンビニ事情でも触れましたが、 台湾ではレシートを受け取らずに立ち去ろうとすると、たいてい「忘れてるよ!」てな感じで呼び止められます。

たかがレシートなのに、何故だと思います? 

では、まずは写真をごらん下さい。 
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コンビニとドラッグストアで受け取ったレシートです。合計の金額は小さく書かれていますが、 明細が無いので何を買ったのかは分からないですね?
それよりも目立つのは二次元バーコードと 、年月、それに何かのコード番号のような文字。

実はこれ、宝くじになっているんです。
だから、受け取らずに店を出ようとすると呼び止められるんですよね。宝くじを要らないって人はいない筈なので。

「105年05-06月」 と記されているように、2ヶ月毎に期間を区切って抽選が行われます。
当選番号はこちらで確認できます。
最高賞は1000万元、日本円で3000万円以上です。なかなかバカにできないでしょ?
でも、こんな小さな感熱紙が3000万円に化ける可能性があるとは、なかなか信じがたいですよね。
偽造とかも簡単にできてそうな気がしますが、大丈夫なんでしょうか?

ちなみに、ホテルとかで受け取る、もう少しちゃんとした領収書にもしっかりと宝くじは入っていますよ。
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ひょっとしたらお金に化けるかもしれない台湾のレシート。
なので、こちらでは募金箱の代わりにレシート箱が置かれているのをよく見かけます。 
最初に見たときは「何でこんな所にレシートを捨ててるんだ?」と不思議に思いましたが、そんな理由があったんですね。 
ギャラリー
  • 2022年11月:⑭台北から桃園空港
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