台湾の京都とも言われる台南。
台湾の古都でありながら、食い倒れの町でもある台南。
日本統治時代の面影もたくさん残っている台南。
rin
そんな魅力たっぷりの台南ですが、さてどうやって行きましょうか。
台南にも空港はありますが、日本からの便は少なく、関空から週2便の運行があるだけです。
私も台南便を利用したのは1度きりです。詳しくはこちら

次に考えられるのは、台南に比較的近い高雄の空港から向かうという手段です。
高雄空港から高雄車站まで20分程度、台鐵に乗り換えて台南車站までは30分程度です。

高雄便は毎日数便が運行されていますが、台北便に比べれば少ないですね。
ここはやはり日本各地からの便が多い台北・桃園国際空港から台南へ向かう交通手段について
考えてみたいと思います。

台湾内の主な交通手段といえばやはり次の3つですね。
 ・高速バス
 ・台湾鐵路(日本のJR在来線に相当)
 ・台湾高鐵(日本の新幹線に相当)
これらの交通手段を順に調べてみました。

1.高速バス
台湾では路線が充実していて値段も安いため、移動には重宝する高速バスですが、桃園国際空港から台南へ向かうバスは実はありません。
空港からのバスは台北・台中・桃園市内に限られるようです。
残念。。。
しかし、中壢転運站行きというバスが出ており、これが実は高速道路上にあるバスターミナルの事なんです。
従って、空港から直行はできませんが、ひとまず中壢転運站へ向かい、台南行きのバスに乗り換える事は可能なようです。

私もこれは利用したことがないので、詳しいことは分かりませんが、少しでも安く移動したい場合には有効かも知れません。

2.台湾鐵路
台湾の国鉄である台湾鐵路、略して台鐵と書かれる事が多いです。
しかし、空港に台鐵の駅はありませんので、一旦バスなどを利用して桃園や中壢の駅まで出る必要があります。
台中への行き方でも触れましたが、空港からは桃園機場MRTに乗って高鐵桃園站で下車、そこからバスに乗り換えて中壢駅へ向かいましょう。このバスはちゃんとした高速バス仕様なので、大きな荷物も床下の荷物室で預かってくれます。

なお、MRTをうっかり乗り過ごして、終点の北環まで行かないように気を付けて下さい。そこから中壢站までの接続が大変になります。
huanbei_1
中壢車站へ着いたら、あとは台鐵で台南へ向かいます。
自強号で3時間35分ぐらいです。意外と掛かりますね。

 ・桃園機場MRT(桃園機場→高鐵桃園站)
 ・中壢客運170番(高鐵桃園站→中壢車站)
 ・台湾鐵路(中壢→台南)

 所要時間:19分+20分+3時間35分 = 4時間14分(乗換時間含まず)
 運賃:35元+18元+649元 = 702元(自強号)

3.台湾高鐵
台湾の新幹線ですね。こちらも正式名称は「台湾高速鐵路」ですが、「高鐵」という表記しか目にしません。
先の台湾鐵路の項では空港から一旦MRTに乗り、高鐵桃園站へ向かっています。
高鐵の駅へ立ち寄るのであれば当然、そこから高鐵に乗ってしまった方が手っ取り早いですよね。
便にもよりますが、高鐵なら桃園から台南まで1時間30分ぐらいで着いてしまいます。

但し、高鐵の台南站は台南市街から遠く離れた場所にあるため、市内まではさらに乗り継ぎが必要です。
高鐵の台南站に隣接して、台鐵の沙崙という駅があります。
P5061605
ここから台鐵の支線である沙崙線の電車に乗り換えて台鐵の台南站まで向かいましょう。
所要約20分、30分に1本程度の運行になります。

荷物が多いとか、ホテルが台鐵台南站から離れているようであれば、高鐵を降りてからはタクシーの方が現実的かも知れません。

 ・桃園機場MRT(桃園機場→高鐵桃園站)
 ・台湾高鐵(桃園→台南)
 ・台湾鐵路(沙崙→台南)

 所要時間:19分+1時間25分+23分 = 2時間7分(乗換時間含まず)
 運賃:35元+1,190元+25元 = 1,250元(指定席)

まとめ
桃園空港から台南ほどの距離になると、やはり高鐵(新幹線)の利用が現実的です。
空港側・台南側でともに乗り継ぎが発生してしまいますが、やはり新幹線の速達性は魅力ですね。
料金的にはちょっと高くなってしまいますが。
ただ、新幹線に乗っていると、自分が台湾にやって来たという実感が沸かないのも事実。
P1010132
車内は日本の新幹線と何ら変わりませんからね。
もし時間が許すようであれば、2の台湾鐵路の旅もオススメですよ。