台湾を旅していますと、あちこちのお店で見掛けます。
「斤」という文字。

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手前のさつまいも。
「地瓜 1斤 20」と手書きされていますね。
「地瓜」はさつまいも。20元ということですね。
では「1斤」とは何かといいますと、これが台湾の重さの単位なんです。

 1斤=600g になります。
つまり600gあたり20元ということ。

日本で「斤」というと、食パンぐらいしか連想できないですよね。
カットする前の長い食パン1本分=1斤 というイメージではないでしょうか?

少し調べてみると、食パンの1斤も元々は重さを表していたようです。
ということは、日本でも以前は「斤」という単位は一般的だったんでしょうかね。

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こちらは海産物のお店。
やはり「斤」の文字があります。
後ろには秤が見えていますね。
こういう店で買い物すると、重さを量って計算してくれます。

台湾では重さの単位と言えば、この「斤」が一般的。
量り売りのお店では通常、すべてが「斤」表記です。

「台湾に旅行に行って、野菜とか貝は買わねーよ!」
と思われた方、観光旅行でもお茶とか買いません?
茶葉の量り売りも、もちろん単位は「斤」ですよ。