親日と言われる台湾。
日清戦争後~第二次世界大戦終結の間、日本が統治していた台湾。

比較的日本語が通用するとも言われますが、果たしてどの程度日本語が通用するのか?
私の独断と偏見だけで書いてみたいと思います。

1.飛行機内(通用度:★★★★☆)
そこそこ通用します。
日本と台湾を結ぶ便であれば、台湾の航空会社であっても簡単な日本語を話すCAさんが多いです。
中には日本語が全く話せないCAさんもいらっしゃいますが、何かあれば日本語の分かる方を呼んでくれたりするので、中国語や英語が分からなくても機内で困ることはないでしょう。

2.空港内(通用度:★★★★☆)
そこそこ通用します。
台湾から日本へ帰る際、空港のチェックインカウンターにいる係員は日本語で応対してくれる方が多いです。
また、お土産を買いに免税店を覗けば、日本語で話し掛けてくる店員さんも多いです。
日本語しか話せなくても、何とかなるでしょう。
ただ、イミグレーションではあまり日本語を話す係員に出会った印象はないですね。

3.ホテル(通用度:★★★☆☆)
これは当然ながら泊まるホテル次第です。
台北や高雄でガイドブックに出ているような「日本人御用達」ホテルであれば、流暢な日本語で応対して頂けるでしょう。
しかし、日本人があまり来ないような小さなホテルや地方都市だとそうは行きません。
でも日本語は無理でも、簡単な英語ならば通じるホテルは多いと思います。

4.飲食店(通用度:★★★☆☆)
これも当然ながらその店次第なんですが...
鼎泰豐のようにメジャーで日本人が良く行くような店では、流暢な日本語を話す店員さんが応対してくれますよ。
小さな店であっても、ガイドブックに出ているような店ならば、日本語が分かる人がいる場合もあります。
でも台湾では自分で注文を伝票に記入する店が多いので、会話ができなくても困る場面は少ないと思います。
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5.夜市で(通用度:★★☆☆☆)
あまり通用しないと思っておいた方が良いでしょうか。
でも夜市で何か買うとしても、「これ1個」てな感じで指差しで通用するでしょうし、
値段なんかは電卓を叩いて教えてくれたりするので、何とかなります。
日本人の観光客が多い夜市(士林夜市とか)だと、簡単な日本語を話せる方も多いです。

6.街中で(通用度:★★☆☆☆)
もちろん人それぞれなんですが...
意外なところに日本語の分かる方がいらっしゃるのが台湾です。
私の経験だと...
台北の「指南宮」という廟で地元のお婆さんに中国語で何やら話し掛けられました。
こちらが分からない素振りを見せると「あ~?日本人か?」と日本語モードに切り替わり、なぜか関西弁で一方的に営業トークを捲し立てられた事がありました。その方、廟で参拝用の花を売っていたんですね。
また、台南近くの保安駅のホームで電車を待っていたとき、地元のオバ様から中国語で何事か聞かれたのですが「Sorry, I'm Japanese.」と返答したら「あー、すいません。日本の方ですねー」なんて流暢な日本語が出てきてびっくりした事もありました。
他にも街中のお店などでちょっと困ったかなあという時に、どこからともなく日本語のわかる方が現れて、助け船を出してくれたような経験は何度もあります。

最後に
他の国に比べれば、日本語の分かる方は圧倒的に多い印象です。
しかし、当然ながらどこでも日本語が通用する訳ではありません。
私の印象では、日本語よりは英語の方が通用度は高いと思います。
もし日本語も英語も全く通用しないようであれば、台湾ならば「筆談」という手段も残っています。
まあ、大抵の場面ではこれで何とかなりますので、何とか頑張ってコミニュケーションを計りましょう。

でも、せっかく海外に行くんですから、その土地の言葉、台湾ならば中国語も少しは話してみませんか?
最初は「ニイハオー」だけでも良いと思うんです。
日本に来る外国人が「コンニチワ」だけでも日本語を話してくれたら、なんとなく嬉しくなるのは私だけでは無い筈。
それと同じだと思いますよ。